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2014年4月28日 (月)

サイパンの零戦

サイパン島陥落時、多数の零戦が鹵獲されています。中には状態の良い機体も混じっており、そのうちの1機がオリジナルの栄発動機を搭載した零戦としては唯一飛行可能なことも知られているかと思います。

それでは、なぜ、サイパン島でこのような事が起こったか、推測してみましょう。

サイパン島には261空、265空の零戦が所在していましたが、6月11日に飛行可能な機体は邀撃にあがっています。ということは、地上に残された機体は空戦後不時着した機体か、何らかの理由で飛べない修理中の機体ということになるでしょう。要修理の機体であれば、航空隊から一旦航空廠に預けられ、修理が試みられます。サイパンのアスリートにも航空廠の施設がありました。

6月11日、サイパンにある水上機、陸上機の航空廠の施設も空襲を受け、破壊されるか、炎上する被害を出しています。さらに翌日も空襲が続き、そのため航空廠の人員は施設を放棄して退避することとなります。13日も熾烈な空襲が行われ、さらに退避していきます。。。そして15日の上陸を迎え、そうそうに陸上飛行場は機材もろとも奪取されてしまうわけです。つまり、機材を管理すべき航空廠の人員が退避して、そばに居なかったため、このように破壊されずに残ったのではないか、と。

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コメント

米の奪取部隊の話で「日本兵が機体に二回投げた手榴弾がどちらも不発だった」という事もあったようです。

投稿: Job | 2014年4月28日 (月) 23時56分

Jobさん

航空廠の人員が所在していれば、そもそも持っていかれる前、例えば米軍上陸時に破壊(どこまで出来るかは別として)することも出来たかもしれない、ということです。

投稿: 川崎まなぶ | 2014年4月29日 (火) 08時28分

恐れいります。ご教授ありがとうございます。

投稿: Job | 2014年4月29日 (火) 10時09分

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